1. TOGOS開発の重点施策
重点施策 | |
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1.セキュリティ対策 | ①NMS端末/TOGOS側とも、特定のUSER権限でのみログイン可能。更に、不正アクセス状況を制御 |
2.性能の向上策 | ①各機能をTOGOS側とNMS端末側で適切に分散化 ②TOGOSネットワーク上のパケット量を最小化 |
3.機能、拡張性の向上策 | ①基本として必要最小限の機能を提供 ②拡張機能の柔軟な組込み可能 |
4.操作性の向上策 | ①TOGOS端末の機種を統一化(全てパソコン) ②利用者からの要望事項を充分に反映した(又は反映しながら)快適で分かり易い操作画面を提供 ③操作画面の日本語化、ヘルプ/マニュアル機能の充実 |
5.ソフトウェア品質向上策 | ①プロトタイプ方式により、利用者/管理者への進捗状況と作業内容を随時報告&確認しながら開発推進 |
6.製品志向策 | ①汎用性を考慮のうえで開発(NMS端末:最大250台、TOGOS端末:最大20台を想定) ②PC活用・内部処理の軽量化によりコストを最大限抑え ③年中無休の24時間サポート体制によりシステムのトラブル対応、及び容易なシステムのカスタマイズが可能 |
2. TOGOSと他システムとの比較
TOGOS | 既存の他統合化システム | |
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1.統合化の主意 | ・NMS端末からの故障イベントを自動収集可能 ・NMS端末を遠隔表示/操作可能 |
・左同 |
2.統合化の条件 | ・制約が少ない(MAC・DOS以外のほとんどの全てのNMS端末を統合化可能) | ・NMS端末のOS/監視ソフト等に制約多い |
3.統合化ソフト | ・TOGOS+市販の遠隔操作ソフト | ・英語版の外国製+市販の遠隔操作ソフト |
4.システム導入 | ・H/Wを低価のPC活用など、トータルコストもダウン | ・高価,操作端末をUNIX+WINDOWセットで設置必要 ・統合化の度にProbeライセンス料発生 |
5.故障イベント設定 | ・NMS端末側の監視ソフト上で設定するだけ | ・NMS端末側とサーバ側に同様の設定が必要 |
6.NMS端末の異常状況管理 | ・電源断/監視ソフト停止/各種プロセス停止等を音声アラームとガイダンスメッセージにてリアル通知 | ・電源断/監視ソフト停止をメロディにて通知するため故障原因が分別し難い |
7.統合NW健康管理 | ・異常時は実時間で自動検知&通知 | ・3回/1日の手動点検 |
8.セキュリティ | ・特定USER権限でのみログイン ・NMS端末へのリモートアクセス端末を特定可能 |
・サーバ側の不具合のため、NMS端末をrootでログインしている |
9.統合情報活用度 | ・TOGOS端末よりあらゆる故障情報は勿論のこと各種付加情報の確認が可能 | ・DTP端末より故障イベント情報の確認程度 |
10.総合見解 | ・機能性,操作性など、利用者(SM/フロント)からの要望,苦情事項が素早く対応可能 ・大小規模のネットワーク監視に活用度が高い |
・システムは高価、利用機能少ない ・外国製のためシステムのカスタマイズが面倒 ・統合化の制限が多いため、活用価値が落ちる |
3. 導入効果のまとめ
- 故障イベント発生時にアラーム鳴動可能な監視ソフトであれば、 NMS端末の機種/OS(DOS以外)/監視ソフト/バージョンを問いません。
- 正確で迅速な故障対応が便利に出来るほか、NMS端末側の不具合を未然に防止できることから、お客様の対NOC信頼度向上を期待。
- TOGOS端末の遠隔地(地方など)設置、及び NMS端末の遠隔地設置等でも 柔軟に対応可能です。 導入効果を極大化することで今後NMS端末の統合化促進を期待。
- TOGOS端末は全て低価格のパソコンで構成するなど、運用経費の節約が可能であることから、TCO削減にも貢献。 今後改善(Version Up)するとしても低価で迅速に実現可能